本を読む
探検家 角幡唯介。『空白の五マイル』を読んで以来、結構好きです。探検をただ記述するだけではなく、心情の盛り上がりや内面に迫る文章がすごい。この人自身、登攀技術や海洋技術など特定の分野で超一流なのではなく、総合的に現代の未開の地を探検し、自由…
骨折によりしばらく安静なので、読書に励むことに。前から気になっていた本書を図書館で借りてもらった。 村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝 /栗原康 /岩波書店 【あらすじ】 伊藤野枝は大正期に恋人(内縁の夫)の大杉栄とともにアナーキズム(無政府主義)…
さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~ さかなクン 講談社 あらすじ/概要:さかなクンのエッセイ。幼いころから今に至るおさかなとの関わりを書いた自伝的な内容。 感想: さかなクン マジですごい、と思わせる内容。2017年 個人的ダントツ本屋大賞…
【あらすじ/ポイント】 ある女性の少女時代の手記。明らかに東日本大震災後の『絆』に閉塞された世の中を批評したようなディストピア小説。(ディストピア小説が何かは知らないけれど。。。)時々子供がなぜか死に、互いに集団性を監視しあい、自分たちを称…