北アルプス立山 雷鳥沢でファミリーキャンプ 2018/8/17-18
私には、憧れのキャンプ場があった。それが、立山の雷鳥沢キャンプ場! 立山・黒部アルペンルートの頂上、室堂から1時間程度歩いた先にあるキャンプ場。山々に抱かれた山中ではあるが、トイレ・水が整っていて、山岳キャンプ場としては非常に快適な場所。夏休みの帰省のついでに、行ってきました! 今回は憧れスペシャルで長編です。
今回は富山側からアクセス。まずは立山駅からケーブルカー。乗り物自体が斜面に合わせて傾斜しています。車内も階段場。
続いて、バスで1時間。行きはガスがかかって、弥陀ヶ原湿原や剣岳が見えませんでしたが、帰りは良く見えました。
バスの終点が室堂。アルペンルート最高所2450mくらいで立山アクセスのターミナル駅。何でもそろっています。昼食を食べて、雷鳥/おこじょのぬいぐるみとパシャり。
外は眼前に立山!緑の山々に花崗岩の白い岩、ところどころに雪!
うちの子、なぜかいろいろなところに登りたがります。有名な立山看板の前の岩に登ってパシャり。あまり登る人いないのだけど、良かったのだろうか??
ここから、雷鳥沢まで徒歩。足元は石畳が続き比較的歩きやすい。
途中にみくりが池という池があり、山とのコントラス、湖面に移る姿など美しい。
その先には地獄谷という火山噴火口。風向きにより、強く硫黄臭がします。
そこから先はアップダウンが少しきつい道。とはいえ整備されていて歩きやすいです。周りは山々、この高所歩きの感じがたまりません。
そうこうするうちにキャンプ場が見えました。山に抱かれた場所、平日とはいえ結構な混雑。私はこの景色を見たかった。そしてそこに在りたかったのです。
場内を歩いて良い場所を探します。今日は最終的に150張りくらいあったらしい。それでもスペースはあり、ベンチ横に陣取ることができました。
ちなみに私の装備は、
・ザック グレゴリー Z45
・モンベル クロノスドーム4型(ザック下部にくくりつけています)
・バーナー/クッカー SOTO MUKAストーブとSOTOのコッヘル
・水2リットル (水場があったので、これほど持ってこなくても何とかなりそう)
・雨具、フリース上着
・夕食
・マット×2
・あかり、エマージェンシーキット
その他...
重いものはできるだけ持ちました。寝袋は子供に持たせました。
チェックインと使用上の注意を聞いて、さっそくテント設営。ちなみに、大部分は登山目的の大人で、ファミリーキャンプ目的は数組かな? でも子供も何人か見ましたよ。
目指すは立山! な~んて、登るかに見せてますが、登っていません。今回はキャンプが目的です。いつかは行きたい・・・
そして本日の夕食の時間。カップラーメンとサービスエリアで買ったお弁当などなど。お弁当おいしかった。昆布パンはいまいちだった。
やっぱりお楽しみもあります。なんと、醸造所は妻の実家のめちゃくちゃ近く!つい半日前まで居たところじゃん。 ありがたいやら、ありがたくないやら。
夜。星空が本当にきれいでした。天の川が見えて、色とりどりテントもぼわ~と浮かんで。北斗七星、わかりますか?
しかし、星をゆっくり見る余裕がないほど、無茶苦茶寒い。平地も通常より寒い日だったので、こちらはもっと寒い。特に子供の寝袋はそれほど低温用ではなかった(コンフォートは15度)だったので、エマージェンシーの銀シートをかぶせました!
朝、明けるとテントに霜が! 気温は0℃まで下がったらしい。私は2時くらいから寒くて寝られなかった。妻も寝られなかったとのこと。冬キャンも良くやっている私でも、今までのキャンプで一番寒い。寒いと寝られないというのは本当だと知る。まさか真夏のキャンプで凍え死にそうになるとは思わなかった。
でも、子供たちはよく眠れたようで朝まで起きなかったとのこと。子供に辛い思いさせて、寒い寒いと言われて一晩明かすことがなかっただけでも本当に良かったと思いました。エマージェンシーシートはガサガサうるさかったけど、効果絶大で驚きました。さまさまです。中は結構結露していたけど、化繊寝袋だし、大丈夫だったみたい。
翌日は、お湯で戻すアルファー米の朝食を食べて撤収。日が出ると温まって、朝のすがすがしいキャンプ場は最高でした。
帰りに、日本一高いところにある温泉と言われているみくりが池温泉によって帰りました。少し濁って硫黄分があり、気持ちよかった。
というわけで、憧れのキャンプ場ついに達成。思い出は... とにかく寒かった! たまたま北海道で初雪というくらい、ごく寒い日に当たっちゃったけれど、それも良い思い出です。もう少し温かかったら星空も楽しめそう。