TAKEUMA’s blog

大人になった未来の我が子に向けて。父と君たちとの『今』を伝えるためのブログ

右足 腓骨骨折⑧ ついに抜釘。金属プレート除去手術

前の記事:右足 腓骨骨折⑦ 数か月~11か月後、緩やかな回復 リハビリ期間 - TAKEUMA’s blog

 

骨折から約11か月。ようやく固定している金属プレートの除去手術。事前の説明で、”ちょっと我慢してくれるなら、部分麻酔で日帰り手術で行きます。術後も歩いて帰れますよ” との説明。 半身麻酔の副作用に苦しんだ自分としては、あの気持ち悪さを回避できるのならば非常にありがたい。でもほんとにそんなにすぐに普通に戻れるのだろうか?

 

いざ当日。昼食抜きで14時開始予定。当日の運転はNGなので、バスで病院まで行き、受付。

 

ーーーー例によって多少生々しい表現があるので、苦手な方は読まないでくださいーーーー

 

まずは外来で点滴の管を腕に打って手術室のへ向かう。手術着に着替え、手術室へ。

 

先生と看護師二人。穏やかな雰囲気で始まる。今回は体の固定もなし。点滴が始まり胸元にカーテン。でも前回と同じくレントゲンのモニターが見えるので、随所で進み具合がわかる。看護師と少し雑談しながら準備が進む。

 

足の消毒など、いろいろ準備しているが、なかなか麻酔が始まらない。麻酔を忘れて手術されるんじゃないかと不安になってきたころ、ようやく部分麻酔開始。部分麻酔は処置の直前にやるようだ。

正直この注射が結構つらい。打たれるとその部分の内側にじわっと痛みというか異物感が広がる。思わず顔をしかめてしまう。それを切開するラインに沿って4、5ヶ所、次々に打たれる。


その後は痛みを感じないようで切開スタート。いつ切ったの?ってくらいあっという間に切られていたらしい。金具がすでに見える状態のようだけど、すぐには抜き始めない。肉がついている(埋まっている)部分があるようで、取り除いている様子。レーザーメスで組織を切っているので、たまに焼けるにおいが漂う。また、違う方向にも切っているらしく、少し離れたところで痛みを感じることがある。たまにズキッと痛いときが、耐えられないほどではない。

 

そして、ネジ抜き。最初は癒着しているらしく強い力が加わる。先生も必死で回してるが、その力が伝わってくるので、こちらも若干こわくなる。が、動かないようにたえる。そして回り始めると、一瞬だけど、痛みが走る。


その後はゴリゴリと回していく。1回転毎にゴリって強くこすれる。

ゴリゴリすると聞いたときは気持ち悪いなかなと思っていたけれど、結構なんでもなかった。表現すれば確かに骨がゴリゴリ擦れているという想像通りの感触が伝わってくる。だけど痛みはないし、気持ち悪いこすれ感も無く、くるぶしが固いものにコリコリ当たる感じがした。私は別に嫌な感じはしなかった。ただ、抜き始めに力がかかるのと、抜き終わった後もなぜか一瞬痛みがあるのが少しつらい。

 

レントゲンのモニターを見ながら、ねじが出てきている様子や、今が何本目かわかる。たまに痛みがあり、緊張感もあり、疲れる。早く進むことを指折り願ってしまう。

先生も抜くのは結構苦労していたが、ようやく6本すべて抜けた。プレートも結構癒着して取れないのかなと思っていたが、数分であっさり取れた。痛みもなかった。

 

最後に、人口靱帯。ボタンのような両端にワイヤーが結ばれている。まずはワイヤーを抜いたらしい。骨に入っているので取れないかと思っていたが、よくわからないうちに取れた。その後ボタンの端末も骨に埋まりそうなところを周りを削って引きはがした。時折痛いときもあったが、苦しいほどではなかった。本当は反対側にもボタンがあるが、残っても支障はないとのことなので、取るのはやめることにした。

 

 ◆私とともに10か月を過ごした固定具

f:id:TAKEUMA04:20200113004350j:plain

 

最後に縫合して終了。分解される糸を皮下で縫っているため、今回も抜糸はない。縫合は糸が通る感触はあるが、痛くはなかった。傷口を保護するテープ(湿式で傷が回復する優れもの)を貼って終了。開始から1時間半。

 

とりあえず、手術直後は痛みはないものの、すこしジーンとして足の圧迫感のようなものはある。車いすで手術室を退室。今日はあまり足に負荷をかけないように(止血のため)とのこと。麻酔の効果は3、4時間。

 

レントゲンを撮り、会計を済ませて帰宅。おいくらになるのかとドキドキしていたが、なんと2万円もいかなかった。助かる。すぐ歩けると聞いていたけど、歩くたびに傷口は痛く、足首は動かせない。すごくぎこちない感じの歩き方しかできなかった。骨とか機能的には歩けるのかもしれないけど、やはり切開しているので、普通に歩けるわけではなかった。

 

さて話題は少し変わるが、この病院、売店で全国の銘菓などがなぜか売っている。しかも、どういう仕入れをしているのか、行くたびに違うものが置いてある。で、今回は八天堂のパン(要冷蔵)が売っていた! 術前に自分へのごほうびと家族へのお土産と思って買っていた八天堂のクリームパン、帰って頂いたが、やっぱり、おいしかった!

 

さて、そんなこんなで、3,4時間経過。37℃の微熱。傷口はじわじわ痛い。耐えられないほどではないが、何か熱い塊があるような感じ。立ったり歩いて負荷をかけるとちょっと辛い。ということで、処方された痛み止め(ロキソニン)を飲む。少し和らいだ気がする。そのまま就寝。すぐに眠れた。1時頃のに汗をかいて起き、多少の傷の痛さも感じたものの2度寝。そのまま朝まで眠った。

 

手術当日は以上。

抜釘はやらない選択肢もあったが、日帰り手術で済んだし、意外とお金もかからなかったので、ひとまずやって良かったと思っている。

 

次の記事:右足 腓骨骨折⑨ 抜釘後~完治まで (継続更新予定) - TAKEUMA’s blog