TAKEUMA’s blog

大人になった未来の我が子に向けて。父と君たちとの『今』を伝えるためのブログ

長期の休校は憲法違反 『違憲』じゃないの?

公立の学校の3月が全て休校になる。政府が決めた(要請した)そうです。

って、急に決められてもねぇ~

 

憲法には子供が教育を受ける権利や子供に教育を受けさせる義務が示されている。(26条)

一方で、国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。ともある。(25条)

 

バランスではある。が、今回の決定は教育を受けなかったことによって、知の習得が不足するという損失を(評価しにくいが故に)無視していると思えてならない。私は、教育は何よりも尊守すべきことだと思っている。いくら首相であっても、教育を受ける機会を奪う行為は、容易にしてはいけない。

 

そもそも、教育は費用対効果が大きいことが示されているのに、教育の待遇について、政治は冷たい。政治家は結局、自分に害のない政策をして、年齢的に縁遠い何も言えない弱者にツケを回してパフォーマンスしているように思えてならない。

 

本来はこんな無茶ぶりを強いたのに、「しょうがないよね」と柔軟に対応してくれている子供と母親(※)に対して、みんな感謝するのが筋ではないかと思う。致死率から考えれば、高齢者の外出禁止令とかの選択肢だってありえないとは言えない。女子供はそうするのが『当たり前』・・・では無いはずです。替わりに犠牲になってくれているのだから。(※母親である必要はないけれど、対応するのは主として母親になってしまう。そしてこんな柔軟な従順さは父親には無いことも多い。)

 

学校からのウィルスの蔓延が本当に懸念されるのであれば(まずこの前提が正しいの?)、最初にやるべきは、教育を守りながらも蔓延を防ぐすべがないか、という両立を考えるのが政治家の役目ではないのか?それが憲法を尊守する、という姿勢ではないかと思う。真っ先に教育を切るのは、優先順位が違いませんか?

 

緊急を要するからといって、大きな決定に対して大きな疑問を持たずに、何となく従って、むしろそれに対応できたことに達成感すら感じてしまうのは、何だかこわい。