TAKEUMA’s blog

大人になった未来の我が子に向けて。父と君たちとの『今』を伝えるためのブログ

打ち上げ花火をブッパナセ

私の住んでいるところでは、夏祭りに町内で花火を上げる。それも自分たちで!

最初は驚きました。花火って、職人じゃなくても上げられるの? →ちゃんと部長が申請して所定の手続きし、揚げる人が事前の講習を受ければあげられます。

いろいろあって、2年ぶりにあげることに。散発の花火だけにしました。わかりやすいように昼間の花火画像です。一番小さい3号玉。玉の下の火薬をちょっと出して、筒に入れます(引火用の火薬) ちなみに紐がついていますが、導火線ではありません。筒にゆっくりおろして行くための手綱みたなもので、ここには火はつけません。

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火種は後から放り込みます。パチパチした手持ち花火のパチパチ部分だけみたいなものです。入れてるところ↓

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一瞬であがります。上がる瞬間の音圧はすごいですが、まったく玉は見えません。それほど一瞬で上空まで飛んでいきます。その瞬間に筒を覗いたり、手を出したら、確実にその部分が吹っ飛びます。バズーカと同じです。(絶対に筒の先に出すな、と注意を受けます)

とにかく音というか圧がすごくて、花火が上で爆ぜる音なんてかわいいもので、上がるときの根本のボンっという風圧はすごいです。こわいですが、カ・イ・カ・ン、というものわからないではない、まさに体感する花火です。

 

この手作業の打ち方には、早打ちという連続発射もあります。筒底に着火用の熱した鉄を入れて、30秒程度の間隔をあけて玉を筒に放り込んで揚げる花火。この早打ちが一番難しい。前に上げた花火の火の粉が降ってくる中で次のを上げなければならないのです。もしその火の粉で次の球が筒に入れる前に着火したらNG。もっと連続発射するスターマインは導火線で自動的にバンバン上がるからむしろ全然気楽です。早打ちは都度様子を見ながら等間隔であげるので、職人的な動作が必要。早く上げるのは怖いんです。

 

正直言って、打ち上げ花火を上げることになるとは思いもしなかったですが、自分であげると花火の見方が変わります。玉を仕込むのは結構大変。もうこれからは、早くバンバン上げろよ、とは言わない(言えない)です。現場は命がけだと、よくわかりました。